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Technical Report

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■■■ CPU処理効率 ■■■


CPUNetBurstマイクロアーキテクチャから、Coreマイクロアーキテクチャへと移り変わり、クロック数重視からクロックあたりの効率重視へと方向性が変わってきました。
クロックあたりの処理効率は、私も使っていたNetBurst系が悪いわけですが、実際にPCを操作すると、色々な面でのレスポンスではっきり体感できます。
実際、Pentium 4 @3GHzから、Q6600@2.4GHzへ換装した時には、OSの立ち上がり、Softwareの動作、windowの開け閉めに至るまで、総ての面で体感できるほどの違いが有りました。

過去の例で、自分で体感したことですが、Pentium3@500MHz、MEM@382MBからPentium4@1.6GHz、MEM@512MBに買い換えた時、クロックは3倍以上なのに、操作時になぜか「もっさり」

結局、Pentium4@3GHzの製品でも、速度は速くはなっても「もっさり」感は無くなりませんでした。



Pentium 4 3GHzを1とした場合の、クロックあたりのCPU処理効率

【Core2 Extreme QX6850】3.060
【Core2 Quad Q6600】3.010
【Core2 Duo E6850】2.580
【Phenom 9700】2.998
【Core2 Duo E8400】2.655
【Core2 Duo E6600】2.530
【Core2 Duo E4500】2.280
【Pentium Dual-Core E2200】2.130
【Athlon64 X2 6000+】1.992
【Celeron Dual-Core E1200】1.980
【Pentium M 760】1.650
【PentiumD 840】1.260
【Pentium4 3GHz】1.0
【CeleronD 345(J) / 346】0.875
【Athlon 1.2GHz】1.200



■■■ C2Q6600@3000MHz ■■■


QX6850と同等の動作をさせるべく、3.0GHzまでクロックアップしてみました。
TXを走らせ、一晩放置してみましたが完走。
何日か、通常使用もして見ましたが、特に問題は発生していません。

設定は、BIOSメニューから行いました。

【CPU】Core2Quad Q6600
【Lot】L734B286
【産地】MALAYSIA
【購入日】2007/11/03
【店舗】TSUKUMO
【CPU Cooler】ANDY SAMURAI MASTER
【電源】Seasonic SS600HM
【M/B】P5K Deluxe/WiFi-AP
【BIOS】0603
【動作クロック】3006MHz
【FSB】333
【倍率】9
【MEM】CORSAIR TWIN2X2048-6400C4
【DRAM Timing】4-4-4-12
【DRAM Frequency】400MHz
【CPU Voltage】1.275V
【DRAM Voltage】2.1V
【FSB Termination V】1.20V
【North Bridge V】1.25V
【South Bridge V】1.05V
【Case】Lian-Li PC-7B PlusII



■■■ CORSAIRメモリ設定 ■■■


ASUS P5K Deluxe/WiFi-APでCORSAIR TWIN2X2048-6400C4を、SPD4-4-4-12にして見ました。

TWIN2X2048-6400C4は、NVIDIAとCORSAIRの共同開発による新規格EPP【エンハンスト・パフォーマンス・プロファイル】は、SPD【シリアル・プレゼンス・ディテクト】の拡張版で、コマンド・レートやメモリ電圧などSPDよりも多くの仕様データを記録できます。JEDEC標準規格に準拠しつつ、メモリをOCできます。EPP採用メモリは従来のマザーでも利用可能ですが、EPPで定義された仕様データを利用するには、対応BIOSを搭載したマザーが必要となります。

このメモリーはP5K Deluxe/WiFi-APで標準状態で動作させると、SPD5-5-5-18で動作します。
そこで、BOIS上で設定を変更します。


・BIOS設定に入る
PCの電源を入れ、【Delete】を押します。

・BIOSメニューの、【Advanced】【JumperFree Configuration】【AI Overclocking】をAutoからManualに変更します。

・DRAM FrequencyをDDR2-800MHzにします。

・DRAM Timing ControlをAutoからManualに変更します。
CAS# Latency 【 4 DRAM Clocks】
RAS# to CAS# Delay 【 4 DRAM Clocks】
RAS# Precharge 【 4 DRAM Clocks】
RAS# Activate to Precharge【12 DRAM Clocks】
とする。

・DRAM Voltageをメモりスペック電圧に変更します。
CORSAIR TWIN2X2048-6400C4の場合、2.1v


後は、Windowsを立ち上げて、モニタリングソフトで確認すれば完了です。



■■■ Seasonic M12 SS-600HM ■■■


Q6600を載せて、PC換装をするのを機会に、電源も余裕の有る物に載せ変えました。

黒い外観は、写真で見るよりも高級感が有ります。
使用されている電解コンデンサは、日本製105℃コンデンサを採用し、信頼性が持てます。
18A、4系統の+12V出力ラインを装備し、マザーボード、CPU、PCI-Expressそれぞれに安定した電流を供給しているようです。


SS-600HMは、80%の高い変換効率により発熱を抑え、電子部品を長寿命化し、無駄な電力消費を抑えています。
アクティブPFC回路搭載し、入力電力をより効率的に使用する設計です。また、過負荷保護回路(OPP)、過電圧保護回路(OVP)、過電流保護回路(OCP)でシステムを保護しています。

各ケーブルは、システム構成に必要な分だけを接続し、それによってPC内部のエアフローを改善を期待できます。
コネクタの着脱は、硬すぎず緩すぎずで【カチ】っと入る感じで、今後の増設時も楽にメンテナンスができます。付属のケーブル数も、通常使用では問題が出る事も無いと思います。

静音性でも、山洋電気製の超静音冷却ファンは、4.5V以上で起動可能な物を採用し、二つ有るのにとても静音です。静かでも電源からの排気が無い訳ではなく、手をかざせば、電源背面から排気はされています。

他のパーツとの相性問題も発生せず、安定して動作しています。



■■■ CPU CoolerのFan交換 ■■■


ANDY SAMURAI MASTERのFanを、付属品の物から交換しました。
付属品の物は1300rpmですが、より高い冷却能力が欲しくなり少し回転数の高いものに交換しました。

交換したFanは、XinruilianRDL1225B(17SP)です。
こちらの仕様は
【風量】 71.75CFM
【騒音値】 28.00dBA
【軸受け機構】 ミネベア製 2ボールベアリング採用
【寿命】 約50000時間
パルスセンサー付3pinコネクター
SP:Static Pressure(静圧羽根形状)

効果ですが、付属品からで約400rpmアップで、アイドル時で約5℃程度下がったようです。
負荷をかけた状態では、約9℃下がりました。

厳密に計測したわけではないのですが、高負荷時の方がより大きな効果が現れているようですが、私の気のせいかもしれません。



■■■ HIS H165XTP256GDD-R ■■■


HIS X1650XT iSilenceII Dual DL-DVI 256MB GDDR3 PCIeをPCに搭載していますが、この製品は、ファンレスiSilence2ヒートパイプで構成され、ノイズ0です。
PC内部の一番の騒音源が、VGA Fanでした。
電源ONと同時に唸りを上げ、起動後も一定のノイズを撒き散らしていたわけですが、ファンレスVGAに交換し、PCのノイズが低減されました。
交換時期が11月だったため、春、夏と気温が上がった時の挙動がどうなるのか、今後も注意を払わないとなりませんが、Front 12Cm Fanを2個回し、FrontからRearへの風の流れを作っています。
他のパーツにも言える事ですが、埃は定期的にブロアーで飛ばし、各ヒートシンク等に埃が堆積しないように心がけています。

現在の起動中の騒音は、CPUクーラーの12Cm Fan、ケースの12Cm Fan 3個、電源の12Cm Fanになり、どれも比較的低速回転にしているので、かなり騒音は抑えられています。
但し、HDDのシーク音はかなり鳴り響くので、次の静音対策の標的になるかもしれません。


【仕様】
ATI Radeon X1650XT - 575MHz
256MB-128bit 4 channel GDDR3 memory - 1.38GHz
ACIS RV560 80nm process
24 Pixel shader processor
8 Vertex shader processor
Ultra-threaded SM 3.0 Engine
256-bit Ring-bus
ATI Avivo?
High Precision Architecture
CrossFire?Support
PCI ExpressR x16 lane native support






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